Japanese honeybee
我々が何となく見ている景色。
山、川、街、庭園。
そこに緑は欠かせない。
そんな何気なく見ている緑の命を繋いでいるのは
皆が少し怖がる「みつばち」達かもしれない。
命を繋ぐ存在。
「ニホンミツバチ」は
渉成園の傍花閣に好んで巣をつくる。
「みつばち」によって受粉した
ある樹の花は実になり、鳥に食べられ、
糞と共に地面に落とされる。
落ちた場所が良ければ、成木となる。
その樹木を住処として様々な生き物が集まる。
「みつばち」は渉成園内に留まらず、巣から半径2kmの行動範囲を持ち、
渉成園外のいのちとも響き合う。
多様性とは
共生とは
仲間の為、日の出から日暮れまで働く「みつばち」を眺めながら考える。
ヒトの何気ない日々の営みが、様々ないのちと響き合っていたのは
どれくらい前の話なのだろうか。
写真・文:太田陽介
Photo & text by Yosuke Ota
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