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渉る、到る処に

―庭師が誘(いざな)う冬の庭―

到る処に茶を煮る

特別講座「頼山陽と煎茶」


『渉成園記』を記した文人「頼山陽」の生誕日(1781年1月21日/安永9年12月27日)を記念して、

通常非公開「滴翠軒」にて『頼山陽と煎茶』の著者島村幸忠氏による講座を開講しました。

実施概要

渉成園は江戸初期に作庭された文人趣味のお庭です。園内の到る処に文人好みの煎茶文化を思わせる趣向が凝らされています。
今回、『渉成園記』を記した文人「頼山陽」の生誕日に合わせ、通常非公開の滴翠軒にて『頼山陽と煎茶』の著者島村幸忠氏による講座を開講しました。
また『渉成園記』に即した、頼山陽が歩いた順路にて、御用庭師によるお庭のご案内を行いました。

開催日時 2023年1月21日(土)13時半~15時半
開催場所 名勝渉成園「滴翠軒」
参加料  無料 ※要渉成園参観料(庭園維持寄付金)
参加人数 15名

※モニターイベントにつき、アンケートへの回答必須
※WEBページより要予約(1月5日より受付開始、先着順)

講師

島村 幸忠氏 早稲田大学・京都芸術大学他 非常勤講師

煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は美学および日本文化論。著書に『頼山陽と煎茶』(㈲笠間書院、2022年)がある。また、『江戸時代京都名所事典』(㈲笠間書院)が2023年2月に刊行済。

鷲田 悟志 植彌加藤造園株式会社

御用達として東本願寺・渉成園の担当を務める。理性を超えた芸術作品としての日本庭園の魅力に惹かれ、庭づくりに携わる職人。学びを深めた現代美術をバックボーンに、日本庭園と芸術・文人文化をより密につなげていくことを目標として日々の手入れに勤しんでいる。渉成園では、「五感を楽しむ庭ガイド」や「煎茶講座」の企画も担当している。

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