loader image

Fungi

生態系では植物、動物、の死骸またはその代謝物に菌糸を張り食す。
分解者として知られる「きのこ」。

それ以外にも植物の共生菌としての「きのこ」も存在する。

木の根と菌糸が結びつき、菌根(外生菌根)を形成し、
樹木と「きのこ」でお互いに必要な栄養素を交換し合う。

この菌根は優れており、他の樹木の菌根と繋がり
インターネットの様なネットワークを形成する。
情報はこの菌根を通じて他の樹木にも共有される他、
養分などの輸送も行うことができ、皆で助け合うことができる。

菌糸によるネットワーク作りが得意な「きのこ」。
そんなヒトときのこの分岐点は12億年前だと言う。

ここからは持論になるが
今でも我々の身体の中に「きのこ」は生きている。
それは「脳」なのではないかと思う。
ニューロンという神経細胞で脳内にネットワークを築く様は
まるで「きのこ」のよう。

そんな「脳」には長い年月の中でヒトも忘れてしまった様な
「きのこ」に似た機能があるのではないかと思う。
個を越え、種を越え、皆が助け合える世界を築ける。
そんな力がヒトにもあるはず。

写真・文:太田陽介

Photo & text by Yosuke Ota

よろしければこちらから簡単なアンケート(所要時間:1分以下)にご協力ください。

Please click here and fill out the short survey (takes less than 1 min) if you're happy to help us.