Pine Tree and Gardener
松林。
人とクロマツが織りなす景色。
冬場。
職人がクロマツの手入れをする。
古葉を手でむしるのだ。
地面に落ちた葉はそのままに。
クロマツの緑色が地面にそのまま落ちてしまったかのような景色となる。
地面に落ちた松葉は、冬場の傾いた太陽の光をよく反射し、地面を輝かせる。
そこに投影されるクロマツの影。
光と影のモノクロームの世界。
春になれば地面全体が茶色くなり
見慣れた松林の景色に
地面の松葉は草本類の繁茂を防ぎ
クロマツにとって生きやすい環境を作り出す。
目に見える世界だけに囚われず
自然から学び
美しく見えるよう、最低限の手入れを行い
人と自然の調和の取れた空間造りを目指す。
写真・文:太田陽介
Photo & text by Yosuke Ota
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