Common Gardenia
渉成園にはクチナシが多くみられる。
6月頃から美しく香る白い花を咲かせる。
秋に狂い咲きしている個体も見られ
少し得をしたような気分になることも。
丹楓渓と椿谷の間に見られるクチナシは樹高3mを越え
自然樹形に近い形をしている。
クチナシの花を見上げる貴重な経験が出来る。
庭園の中で、想定している大きさに保ちながら
毎年オレンジ色に輝く美しい実を付けさせるためには一工夫が必要。
渉成園では、山の手入れをする様に、太く大きな枝を中心に抜き
枝全体に光を当ててやることをイメージしながら剪定している。
生命力は強く、移植も比較的容易である。
昆虫界のアイドル的存在、オオスカシバの植草としても知られている。
クチナシの葉を丸坊主にしてしまい、世間では害虫として扱われることもあるが
真宗大谷派の教えを元に管理している渉成園では
もちろんwelcomeな存在である。
写真・文:太田陽介
Photo & text by Yosuke Ota
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